こんにちは、ママ税理士のゆかりです🌸(ゆめつばさ会計)。
「利益は出ているはずなのに、なぜか通帳のお金が増えない」——決算書を見ながら、そんなモヤモヤを感じたことはありませんか。
前回、この「黒字なのにお金がない」理由は次の3つだとお伝えしました。

- 入金のタイミングがズレる(3月納品→4月入金、なんてよくある話)
- 高額な買い物は分割で費用計上される(車を現金購入しても、費用は数年かけてじわじわ)
- 税金はあとからまとめてやってくる(所得税・消費税・住民税は年に数回、まとめて請求)
理由がわかったところで、今日は実践編。通帳を増やすための5つの具体策をまとめました。
カギは”先取り”
使ったあとに残そうとするのではなく、先に分けておくだけで、資金繰りの不安はぐっと減ります。難しいテクニックではなく、順番を変えるだけの話です。
①資金繰り表で「いつ・いくら」を見える化する
3ヶ月先までの入金・出金を、ざっくりでいいので書き出してみましょう。細かい会計ソフトの帳簿とは別で構いません。「いつ・いくら」が見えるだけで、不安の9割は減ります。
②税金用の”別口座”を先取りで用意する
売上の一部(目安として10〜20%ほど)を、先に税金用の口座へ移しておきます。目安はあくまで一般的な水準で、実際の税率や事業状況によって変わるので、気になる方は税理士に確認してみてください。納税のタイミングであわてなくなるだけで、気持ちの余裕が大きく変わります。
③減価償却分は”貯金”のつもりで積み立てる
経費になるのは少しずつでも、現金は先に出ていっています。出た分を積み立てておくつもりでいると、数年後の買い替えのときにもあわてずに済みます。
④請求書の支払い条件を見直し、入金サイトを早める
前受金や着手金を導入する、支払いサイトを短縮する(例:30日→15日)など、「早く・こまめに」もらう工夫で資金繰りはラクになります。相手にもメリットがある形で交渉するのがコツです。
⑤「今月の利益」と「今使っていいお金」を分けて考える
今月の利益=今使っていいお金、ではありません。税金分・積立分は、最初から別モノとして扱う意識を持つだけで、通帳の増え方が変わってきます。
まとめ
- 資金繰り表で「いつ・いくら」を見える化する
- 税金用の別口座を先取りで用意する
- 減価償却分は貯金のつもりで積み立てる
- 請求書の支払い条件を見直し、入金サイトを早める
- 「今月の利益」と「今使っていいお金」を分けて考える
5つ全部を一気にやる必要はありません。まず1つだけ選んで、今週から始めてみてください。小さな習慣の積み重ねが、半年後の安心につながります。
自分の場合はどれから始めるべきか迷ったら、お気軽にご相談くださいね。
記事の内容は、あくまで一般的なケースです。「自分の場合はどうなる?」という疑問こそ、経営者一人ひとりで答えが変わります。小さなことでも、お気軽にお問い合わせください。


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