人から見えているものと、見えない努力の話

プライベート

もうすぐ今の職場を離れます。

最終日が近づいてきて、いろいろと感慨深いことがあったので、少し書いておこうと思います。

税理士の仕事をしながら、子育てもして、家事もして。そのうえで知識を維持するための勉強をずっと続けてきました。

外から見えているのは「定時で帰る人」。でも帰った後に何をしているかは、誰にも見えません。

子どもが寝た後に本を開いて、家事の隙間にポッドキャストを聞いて、それでも体力の限界を感じながら「今日はここまで」と諦める日もたくさんありました。

氷山って、水面上より水面下のほうがずっと大きいですよね。

勉強だけじゃなくて、家事にも「見えない部分」はたくさんあります。「名もなき家事」、と呼ばれるやつです。在庫の管理、子どもの学校の書類確認、翌日の準備…気づいたらやっている小さなことが積み重なっている。

そして「バランスを取る」って言葉は簡単だけど、そのバランスの正解は人によって違うし、同じ人でも時代や環境によって変わり続けます。子どもが小さい時期、親の介護が始まった時期、自分が体調を崩した時期…その都度、配分を組み替えていくしかない。だから「あの人はうまくやってる」と横と比べても、あまり意味がないんですよね。

働くお母さんのリアルって、だいたいそういうものだと思います。周りからは「うまくやってる人」に見えていても、見えないところで相当のやりくりをしている。

リスキリングとか、自己投資とか、最近よく聞く言葉ですよね。でもそれができる人は「時間と体力に余裕がある人」だけじゃないんです。余裕がない中でも、少しずつ積み上げてきた人がたくさんいる。

その努力は、誰かに見えていなくても、ちゃんと自分の中に残ります。

開業を決めたのも、その積み上げがあったから。誰かに認めてもらうためじゃなくて、自分が納得できる働き方をするために。

これから開業する身として、クライアントの「見えない努力」にも、ちゃんと気づける税理士でいたいなと思っています。

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